現場ごとの実績表を集め、生産数、不良数、停止時間を転記していると、締め時刻や単位の違いで数字が合わなくなります。再加工品を不良と生産の両方に数えるなど、定義の違いも起きます。
品目・設備・工程・ロット・時間帯を共通化し、指標の定義を先にそろえます。
生産実績と不良実績を共通キーで集約できれば、日次・週次・月次の集計を自動更新できます。良品、不良、再加工、仕掛、廃棄の定義と、歩留まりの分母を明確にします。
生産実績の共通項目
現場ごとの呼び方を統一コードへ対応させます。
- 日付・シフト・時間帯
- 工場・ライン・設備・工程
- 品目・ロット・指図番号
- 投入数・生産数・良品数
- 不良数・不良区分・再加工
- 停止時間・理由・担当
件数と時間の定義をそろえる
歩留まりを「良品÷投入」「良品÷生産」など部署ごとに違う式で出すと比較できません。指標名、式、単位、締め時刻を一覧にします。
修正版や後追い入力は、元実績を上書きせず、採用版と修正理由を残します。
- 1現場データを共通列へ変換する
設備・品目・不良区分・単位をマスターへそろえます。
- 2重複・矛盾を検査する
良品+不良と生産数、停止時間、ロット重複を確認します。
- 3指標と差異を集計する
設備・工程・品目別に実績、歩留まり、不良率、停止を表示します。
Excel集計と製造システムの境界
日次実績の統合とレポートはExcelで支援できます。リアルタイム設備連携、トレーサビリティ、品質判定を行う場合はMESや品質管理システムも比較します。
| 方法 | 向いている場面 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| Power Query | 現場別の実績ファイルを統合 | 列・単位・締め時刻をそろえる |
| VBA | 入力チェック・帳票・異常一覧 | 現場PCでの使いやすさを確認 |
| 製造・品質システム | リアルタイム・履歴・権限 | Excelとの二重入力を避ける |
製造実績と不良件数の集計で確認しておきたいこと
まず一品目・一ラインで、投入、生産、良品、不良の関係式を確認します。
- 品目名ではなくコードを使う
- 数量単位を統一する
- 修正版を版で管理する
- 歩留まりの式を文書化する
製造実績と不良件数の集計を相談するときに伝えること
正常日だけでなく、再加工、停止、日跨ぎ、修正がある日の例を用意します。
- 各現場の実績表
- 品目・設備・不良区分マスター
- 指標の定義と締め時刻
- 重複・修正・再加工の扱い
- 完成する日報・月報・異常一覧
製造実績と不良件数の集計をプロに任せる目安
- 複数工場・ライン・様式を統合する
- 単位や指標定義が現場ごとに違う
- 異常通知や管理図まで必要
- 品質・トレーサビリティへ影響する
製造実績と不良件数の集計で確認しておきたいこと
同じ「生産数」という名前でも、投入数や良品数を指している場合があります。
- 指標定義を確認せず列名だけで統合する
- 再加工を二重計上する
- 締め時刻の違うデータを同じ日で集計する
- 修正版で元実績を消す
製造実績と不良件数の集計で確認しておきたいこと
歩留まりや不良率も自動計算できますか?
式と分母の定義が決まっていれば計算できます。
設備ごとにファイル形式が違ってもまとめられますか?
形式別の変換を用意し、共通列へそろえます。
リアルタイム表示もExcelでできますか?
データ取得元と更新頻度によります。停止監視など重要用途は専用システムも比較します。